メッシュオブジェクトにエラーがあるかどうかチェックします。このチェックを行うと、ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
します。
インポートした、またはRhinoで作成したラピッドプロトタイピング
用のSTLメッシュをチェックする際に、CheckMeshコマンドを使用します。 CheckMeshを使用し、表示された問題を修正することで、続く作業で発生する問題を最小に抑えることができます。 コマンドは、メッシュのチェックの結果を詳しく表示します。 この情報をメッシュ修復のチェックリストとして使用してください。
エラー
面積のない面
この問題は、CullDegenerateMeshFaces
コマンドを使用して修復できます。
長さが0のエッジ
長さが0のエッジは、通常面積のない面が原因で発生します。 この問題は、CullDegenerateMeshFaces
コマンドを使用して修復できます。
非多様エッジ
この問題は、CullDegenerateMeshFaces
コマンドを使用後、ExtractNonManifoldMeshEdges
コマンドを使用して修復できます。
オープンエッジ
オープンエッジは通常は問題になりませんが、ラピッドプロトタイピングの際に問題を起こします。 オープンエッジは、ShowEdges
コマンドを使用して見つけることができます。 オープンエッジを閉じるには、FillMeshHole
、FillMeshHoles
、またはMatchMeshEdge
コマンドを試してみてください。
重複面
この問題は、ExtractDuplicateMeshFaces
コマンドを使用して修復できます。
方向を反転した方がよい面
この問題は、UnifyMeshNormals
コマンドを使用して修復できます。
結合されていない箇所
この問題は、SplitDisjointMesh
コマンドを使用して修復できます。
使用されていない頂点
使用されていない頂点は通常問題を引き起こさないので、それらを取り除くコマンドはありません。
テキストウィンドウオプション
すべてをコピー
ウィンドウのすべてのテキストをクリップボードにコピーします。
名前を付けて保存
ウィンドウの内容をテキストファイルに保存します。
閉じる
ウィンドウを閉じます。
ジオメトリ修復 > メッシュオブジェクトのエラーをチェック
なし 関連トピック… |
面積が0のメッシュ面を削除します。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
します。 -
メモ: 処理の過程で頂点が残ってしまう場合、それらも削除されます。
メッシュツール > 面積のないメッシュ面を削除
メッシュ > メッシュ編集ツール > 面積のないメッシュ面を削除 関連トピック… |
1つのメッシュ面でメッシュの穴を塞ぎます。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュの2つのエッジまたは頂点を選択 します。
オプション
メッシュを結合
はいの場合、新規面は元のメッシュに結合されます。
メッシュツール > メッシュ面を追加
メッシュ > メッシュ修復ツール > 単一面でパッチ 関連トピック… |
選択された穴を塞ぎます。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
穴のエッジをピックして選択されたメッシュの穴を埋めます。 このコマンドは、選択されたオープンエッジの周りを探し、埋めるための閉じた領域を作成しようと試みます。
操作方法:
-
メッシュ穴の境界線を選択
します。
メモ: メッシュの境界やその他のサブパーツはシェーディングビューでは選択できません。
オプション
メッシュを結合
はいの場合、新規面は元のメッシュに結合されます。
メッシュツール > メッシュ穴を塞ぐ
メッシュ > メッシュ修復ツール > 穴を塞ぐ 関連トピック… |
ポリゴンメッシュオブジェクトのすべての穴を三角メッシュ面で塞ぎます。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
します。
メッシュツール > すべてのメッシュ穴を塞ぐ(右クリック)
メッシュ > メッシュ修復ツール > すべての穴を塞ぐ 関連トピック… |
メッシュオブジェクトの面の法線の方向を統一します。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
単一の結合されていないメッシュを選択
します。 -
メッシュのすべての面の法線の方向が統一されます。
UnifyMeshNormalsコマンドは、メッシュオブジェクトのサーフェス法線がすべて同じ方向に向くように変更します。 3D Studioのファイルをエクスポートする際にメッシュオブジェクトを最適化するのに便利です。 Rhinoの高度な表示オプション
を使用すると、前面と背面を異なる色で表示することができます。 これによって法線の方向を統一する必要があるかどうかをチェックすることができます。
メモ
-
UnifyMeshNormalsを実行後、メッシュに何も変わった様子がない場合は、メッシュを分解してください。 法線を修正し、メッシュを再結合してください。
-
ポリゴンの法線には、頂点法線と面法線の2つのタイプがあります。
-
すべてのポリゴンには面法線がありますが、頂点法線がないポリゴンメッシュもあります。 例えば、3DMや3DS以外の形式でインポートしたポリゴンメッシュ、メッシュプリミティブ、3DFace
オブジェクトには頂点法線はありません。一般的には、ポリゴンの頂点の順序が面法線の方向を決定します。 頂点の順序は時計周りか反時計周りのはずです。 右手の法則を使って頂点から法線方向が分かります。
UnifyMeshNormalsコマンドは、ウェルドされたポリゴンメッシュのすべてのポリゴンの頂点の順序を同じにしたい場合に主に使用します。
例
ワークフローの1つの例:
-
穴のあるSTLファイルをインポート
します。 -
メッシュの穴を塞ぎ
ます。 -
すべての頂点がウェルドされるようにウェルドの角度を180 に設定してメッシュをウェルド
します。 -
UnifyMeshNormalsを使用します。
-
片面のレンダリングをオンにして、メッシュの法線が外側と内側のどちらを向いているかをチェックするためモデルをシェーディング表示します。 メッシュの内側が見える場合、法線方向が間違っています。
-
必要に応じて Flip
コマンドでメッシュの法線方向を反転します。 -
任意の形式でエクスポート
します。
メッシュ > メッシュ法線方向を統一 STLツール > メッシュ法線方向を統一
メッシュ > メッシュ修復ツール > 法線方向を統一 関連トピック… |
指定距離内のメッシュ頂点
を同じ位置に揃えます。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
するか、オプションをクリックします。 -
メッシュの頂点間の距離が調整距離の値よりも小さい場合、頂点が同じ位置に揃います。
このコマンドは、多くの頂点があり、それらが同じ位置にあるべきなのに、そうではない領域に便利です。
オプション
頂点を選択
揃える頂点を選択します。
オープンエッジを選択
エッジのすべての頂点を揃えるオープンエッジを選択します。
調整距離
許容距離を設定します。
メッシュツール > メッシュ頂点を許容差に合わせる
メッシュ > メッシュ修復ツール > メッシュ頂点を合わせる 関連トピック… |
メッシュからテクスチャ座標、頂点色、サーフェス曲率、サーフェスパラメータを削除し、面と頂点法線のみを再生成します。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
頂点
や面は維持されます。 面法線と頂点法線は再計算されます。 テクスチャ座標、頂点色、サーフェス曲率、サーフェスパラメータは置き換えられません。 このコマンドは、正しく動作しないメッシュを再構築するのに使用します。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
します。
メッシュツール > メッシュをリビルド
メッシュツール > メッシュをリビルド 関連トピック… |
メッシュ法線を削除し、面と頂点法線を面の向きに基づいて再構築します。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
します。
メッシュツール > メッシュ法線をリビルド
メッシュ > メッシュ修復ツール > メッシュ法線をリビルド 関連トピック… |
ポリゴンメッシュのポリゴン数を減らし、メッシュの四角形面を三角形面に変換します。
操作方法:
-
メッシュオブジェクトを選択
します。 -
新しいポリゴンの数を設定します。
-
結果を確認するにはプレビューをクリックします。
メモ
-
メッシュに四角形面がある場合、開始時点での三角形面の数はすべての四角形面が分割された後の数です。 新しいメッシュには三角形面しか作成されないので、メッシュの数を減らしても結果の面の数が開始した時の面の数より多い可能性があります。
-
エッジが2つ以上の面(非多様)で共有されるメッシュができる可能性があります。 これにより、どちらが内側か分かりにくくなるなど、望ましくない場合もあります。
-ReduceMesh
メッシュ > メッシュポリゴン数を削減
メッシュ > メッシュ編集ツール > 消去 > 頂点数を削減 関連トピック… |
選択されたメッシュ面を親メッシュから削除します。削除された部分は穴になります。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュ面を選択 します。
メモ: 面のエッジを選択することも、シェーディング表示された面を選択することもできるので、このコマンドは、シェーディング表示の状態で使うことをお勧めします。
メッシュツール > メッシュ面を削除
メッシュ > メッシュ編集ツール > メッシュ面を削除 関連トピック… |
エッジを共有する三角メッシュの角を入れ替えます。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。 エッジは2つの面に共有されていなければなりません。
操作方法:
-
共有されているメッシュエッジを選択
します。
メモ: メッシュのエッジやその他のサブパーツはシェーディングビューでは選択できません。
メッシュツール > メッシュエッジを交換
メッシュ > メッシュ修復ツール > エッジを交換 関連トピック… |
開いたメッシュの面のエッジを移動し、メッシュが閉じるように隣接面のエッジに合わせます。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
まず、このコマンドは頂点のマッチングを試みます。次に、エッジをマッチングするためにエッジの分割を試みます。 メッシュのどの部分も指定した許容差以上に移動はされません。
このコマンドは、メッシュ全体または選択エッジに使用することができます。
メッシュ全体を選択する場合は、高い許容差を使用すると結果が思ったようにならない場合があります。 大きな許容差は、閉じたいエッジを特定して選択した場合のみに使用してください。
エッジをマッチングする前。マゼンダ色のエッジが開いています。 フィレットのサイズは図の通りです。
操作方法:
-
メッシュエッジを選択
します。
オプション
エッジをピック
マッチするエッジを特定して選択します。
調整距離
許容距離を設定します。
ラチェットモード
はいの場合、メッシュのマッチングは指定した許容差より小さい値から始まり、4段階の過程を経て、指定した許容差で終了します。 これによって、小さなエッジがまずマッチングされ、後に大きなエッジのマッチングが行われます。
メッシュ > メッシュエッジをマッチング メッシュツール > メッシュエッジをマッチング
メッシュ > メッシュ修復ツール > メッシュエッジをマッチング 関連トピック… |
1つのオブジェクトの接触していない複数のメッシュを別々のメッシュオブジェクトに分割します。ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュを選択
します。
メッシュオブジェクトは、同じメッシュに属していても、別々のオブジェクトのように見せることができます。
これはメッシュを編集することによって、またはこの状態にインポートすることによって可能になります。
メッシュツール > 非接続メッシュを分割
メッシュ > メッシュ修復ツール > 非接続メッシュを分割 関連トピック… |
メッシュのエッジを分割し、2つ以上の三角メッシュを作成します。 ラピッドプロトタイプ印刷
のために、メッシュを修復したり、閉じるのに便利です。
操作方法:
-
メッシュエッジを選択
します。 -
分割位置をピック
します。
SplitMeshEdgeコマンドを使用して面の分割方法を指定し、MatchMeshEdge
コマンドを使用して隣接するメッシュをマッチングすることができます。
メッシュツール > メッシュエッジを分割
メッシュ > メッシュ修復ツール > エッジを分割 関連トピック… |
擬似カラー(フォルスカラー)
表示を使用して2つのサーフェス間の距離を評価します。
操作方法:
-
好ましい最小または最大厚さを入力します。
サーフェス解析 > 厚み分析
なし 関連トピック… |
擬似カラー
厚さ分析の表示をオフにします。
サーフェス解析 > 厚み分析オフ(右クリック)
なし 関連トピック… |