History

ヒストリを記録し、ヒストリを使用できるオブジェクトを更新します。 ヒストリの記録と更新がオンになっている場合、ロフトサーフェスは元の曲線を編集すると変更されます。

操作の例:

  1. ステータスバー

    ヒストリを記録
    ペイン(枠)をクリックします。

  2. Loft
    コマンドを使用して、曲線からサーフェスを作成します。

  3. 元の曲線を編集します。

  4. サーフェスが更新されます。

オプション

記録

デフォルトのヒストリを記録設定をコントロールします。

はい

ヒストリを使用できるすべてのコマンドによりヒストリが記録されます。

いいえ

コマンドはヒストリを記録しません。

一般的に記録オプションはいいえにしておき、ステータスバーのヒストリを記録ペインをヒストリを記録したい際に使用するといいでしょう。 ヒストリを記録すると、コンピュータのリソースがより使用され、保存ファイルのサイズが大きくなります。

更新

元のオブジェクトを変更した際の結果のオブジェクトの更新動作をコントロールします。

はい

ヒストリを記録するすべてのコマンドは、元のオブジェクトを編集すると自動的に結果を更新します。

いいえ

結果のオブジェクトは更新されません。 手動でオブジェクトを更新するには、HistoryUpdate
コマンドを使用します。

ロック

ヒストリを使って作成された結果のオブジェクトを編集すると、元のオブジェクトへのヒストリのリンクが壊れます。このオプションは、結果のオブジェクトをロックし、それを直接編集できないようにします。

結果のオブジェクトは選択して編集することはできません。 しかし、元のオブジェクトを編集した場合は、結果のオブジェクトが変更されます。

ヒント:  Historyコマンドは、別のコマンドを実行中に実行することができます。 例えば、曲線を作成し、Copyコマンドを使用してコピーの作成を開始したとします。  Copyコマンドを実行中、Historyを使って記録をオンまたはオフにできます。

ヒストリ破損の警告

はいの場合、結果のオブジェクトと元のオブジェクトのリンクが壊れるような操作が行われた際に、警告ダイアログを表示します。 リンクを元に戻すには、Undoコマンドを使用します。

注意

元のオブジェクトと結果のオブジェクトのリンクは壊れやすくなっています。 これを避けるためには、次のことに注意してください。

  • ヒストリを子(結果の)サーフェスから消去
    しない。

  • 子サーフェスを作成するのに使用した親ジオメトリ(曲線、サーフェスなどの元のオブジェクト)を削除しない。

  • 子サーフェスの制御点を編集したり、移動しない。  

  • 親と子を一緒に移動しない。

  • オブジェクトの結合
    は、オブジェクトのヒストリを壊す。

ヒストリオプションの上書き

ステータスバーのヒストリを記録
ペインは、ヒストリの記録の現在の状態を表示します。 1つのコマンドを実行中にグローバル設定をトグルするにはペインをクリックしてください。 ペインの文字が太字の場合、記録はオンに、太字でない場合は、オフになっています。

オプションは、Historyコマンドを使用して変更します。 このコマンドは、別のコマンド内で実行することができます。 また、マクロに含めることもできます。 この設定は、1つのコマンドが終了してもオフになりません。 設定を変更しなくては、オフにはなりません。

ヒストリは、オブジェクトが元のオブジェクトを編集する際に更新されない場合でも記録することができます。

選択ツール: SelObjectsWithHistory
SelChildren
SelParents

ロフトを作成した曲線、エッジサーフェスを作成するのに使用したエッジなど、一番上のレベルのオブジェクトを編集することで、一連のオブジェクト作成作業をコントロールすることが可能です。

ヒストリをProject
コマンドと使用すると便利です。NURBSサーフェスに曲線を投影後、制御点表示をオンにしてサーフェスを編集すると、曲線が更新されます。

メモ: これは、フィーチャベースのモデラーが使うヒストリツリーとは異なります。

ヒストリを使用できるコマンド

Array

ArrayPolar

Copy

Divide

EdgeSrf

ExtrudeCrv

ExtrudeCrvAlongCrv

ExtrudeCrvTapered

ExtrudeCrvToPoint

ExtrudeSrf

ExtrudeSrfAlongCrv

ExtrudeSrfTapered

ExtrudeSrfToPoint

Flow

Intersect

Loft

Mirror
コピー

NetworkSrf

Orient
コピーオプション)

Project

RailRevolve
コピーオプション)

Revolve
コピーオプション)

Rotate
コピーオプション)

Rotate3D
コピーオプション)

Scale
コピーオプション)

Scale1D
コピーオプション)

Scale2D
コピーオプション)

ScaleNU
コピーオプション)

Shear
コピーオプション)

Symmetry

Rhinoceros History ヒストリ

ツール > ヒストリ設定

ヒストリ > ヒストリ設定

Rhinoceros Menu2 ヒストリ

なし

Rhinoceros Gray Book Open ヒストリ 関連トピック…

HistoryPurge

オブジェクトとその子オブジェクトからヒストリを消去します。

ヒストリの記録は、ファイルサイズを大きくします。必要に応じて必要のないヒストリは消去してください。

注意: HistoryPurgeは、元に戻せません。

操作方法:

  • オブジェクトを選択

    します。

Rhinoceros HistoryPurge ヒストリ

ヒストリ > ヒストリをパージ(消去)

Rhinoceros Menu2 ヒストリ

なし

Rhinoceros Gray Book Open ヒストリ 関連トピック…

HistoryUpdate

親オブジェクトの編集に基づいて、オブジェクトを再定義します。

操作方法:

  • オブジェクトを選択

    します。

Rhinoceros HistoryUpdate ヒストリ

ヒストリ > 選択オブジェクトのヒストリを更新

Rhinoceros Menu2 ヒストリ

なし

Rhinoceros Gray Book Open ヒストリ 関連トピック…

 

ヒストリ