数値の入力
Rhinoでの距離、角度、座標入力は、数値を使用することもできます。
Rhinoでの点、番号、角度の入力の仕方はいく通りもあります。
メモ: 番号、角度、座標点ではスペースは使用できません。
基本の数値
整数
123
小数
+123.456
0.456
.456
科学表記法
-1.23456e10
1.23456E10
分数
5/16
1-3/4 (1.75)
メモ: 長さや点座標を入力する際は単位を指定することができます。 Rhinoは、入力された数値をモデルの単位に自動的に変換します。 例えば、モデルの単位がメートルで27cmと入力した場合、Rhinoは自動的に数値を0.27に変換します。
例
1.235millimeters
-1.234cm
+16’5″ (16フィート 5インチ)
1’2-3/4″ (1フィート 2.75インチ)
分数を含むRhinoの測定単位で距離を自由に入力できます。 分数と小数を混ぜて入力することができます。
ミクロン
1.2mic
1.2micron(s)
ミリメートル
1.2mm
1.2millimeter(s)
センチメートル
1.2c
1.2cm
1.2centimeter(s)
メートル
1.2m
1.2meter(s)
キロメートル
1.2km
1.2kilometer(s)
マイクロインチ
1.2microinch(es)
ミル
1.2mil(s)
フィート & インチ
1″
1in
1inch(es)
1’2-1/2(“)
1’2.2(“)
1-1/2″
1.5″
1′
1ft
1foot
1feet
ミル
1mi
1mile(s)
その他
オングストローム
ナノメートル
デシメートル
デカメートル
ヘクトメートル
メガメートル
ギガメートル
ヤード
プリンタポイント
プリンタパイカ
海里
天文単位
光年
パーセク
分数を含むRhinoの角度測定単位で距離を自由に入力できます。 タイプを混ぜて入力することができます。
0度の方向は3時の方向です。 正の角度測定は、反時計回りです。
度
“°”の記号を使用できますが、dとタイプする方が簡単です。
45(単位が指定されていない場合、「度」が使用されます。)
45°
45d
39deg
22.875degs
12.345e2degree
180degrees
47.653395°
度/分/秒
128d37’22″
128°37’22″
99d37’45.234″
32.543′
32’30.1234″
ラジアン
3.1415926535897932384626433832795r (パイラジアン)
1.234r
1.234rad
1.234rads
1.234radian
1.234radians
グラッド(Grads)
4.00g
4.00grad
4.00grads
測量の単位
S47°39’08.54″E
点の入力を促すプロンプトが表示された時、ビューポートでマウスをクリックして点の座標を定義することもできますが、その他いろいろな方法で座標入力することもできます。
点を配置するには、X、Y座標、またはX、Y、Z座標を入力します。 最初にwを付けてタイプするとワールド座標を、rを付けてタイプすると相対座標を、wrを付けてタイプするとワールド相対座標を入力することができます。
x,y,z
3,4,5
2,-11 (2,-11,0) Z座標を省略すると、Z座標は自動的に0に設定されます。
メモ: X、Y座標のみを使用した場合、点はアクティブビューの作業平面に配置されます。
17<45
極座標 (半径<回転角度,z)
17<45,8
5<30<45
球座標((x,y<高さ角度)
5,6<15
11<N30d22’54.43″W
作業平面座標を使用するには
-
点の入力を促しているプロンプトでx,y,z形式で座標を入力し、Enter
キーを押します。
例
-
Lineコマンドを開始し、線の1点目を0,0に配置します。
-
これで線の始点が作業平面の原点に設定されます。
-
直線の終点…のプロンプトで、12,6,10とタイプし、Enter
キーを押します。
-
線は作業平面の原点から始まり、作業平面座標の12,6,10 の点まで作成されます。
ワールド座標を使用するには、座標の前にwを付けます。wが付いていない場合、アクティブビューの作業平面座標が使用されます。
World x,y,x
w9,3,4
ワールド極座標
w78<32
ワールド座標を使用するには
-
コマンドプロンプトでwx,y,z形式で座標を入力し、Enter
キーを押します。
例
-
Lineマンドを開始し、線の1点目をw0,0,0とタイプし、Enter
キーを押します。
-
これで線の始点がワールド座標の原点に設定されます。
-
直線の終点…のプロンプトで、w12,6,10とタイプし、Enter
キーを押します。
-
線はワールド原点から始まり、ワールド座標の12,6,10の点まで作成されます。
LineやPolylineなどのコマンドで、相対点を指定できます。
作業平面
@3,4 (1つ前の点から3離れ、4上に上がったところ)
r3,4
R3,4
@5<30 (相対点はどの点形式とでも使用できます。)
ワールド
@w11<N30d22’54.43″W
r4<45
@4<45
相対極ワールド
rw4<45
カーソルの動きの拘束(制限)
マウスカーソルの動きを拘束できます。
次の点が1つ前の点からある一定の距離に配置されます。
次のトピックも参照してください: スマートトラック…
距離を制限するには
-
コマンドプロンプトで数値を入力し、Enter
キーを押します。
-
マーカー
が指定した距離で1つ前の点の周りを移動します。
例
-
Lineコマンドを開始して線の1点目を配置します。
-
直線の終点のプロンプトで、10と入力します。
-
線の端点は1つ前の点から10単位離れたところを移動します。
-
クリックして点を配置するか、角度をタイプしてEnter
キーを押します。
次の点の位置が1つ前の点に対して指定された角度で制限されます。
角度で制限するには
-
コマンドプロンプトで<a形式で角度を入力してEnter
キーを押します。
-
カーソルの動きが指定の角度に伸びている線上に制限されます。
例
-
Lineコマンドを開始して線の1点目を配置します。
-
直線の終点…のプロンプトで、<60と入力します。
-
線は1つ前の点から60度に制限されます。
-
クリックして点を配置するか、距離をタイプしてEnter
キーを押します。
例
-
Lineコマンドを開始して線の1点目を配置します。
-
直線の終点 …のプロンプトで、 55<N30Eと入力します。
-
線は1つ前の点から55単位の長さで、N30Eの角度に制限されます。