Weld

それぞれの共有されたメッシュ頂点からテクスチャマッピング座標情報を取り除きます。

操作方法:

  • 点のウェルドが行われるべきメッシュポリゴン法線間の最大角度を入力します。

  • 選択されたメッシュの2つのオープンエッジ点の位置が一致し、また隣接する面がお互いの角度許容差内にある場合、それらの点は1つのメッシュ点で置き換えられます。 2つの点が結合メッシュの異なるサブメッシュ上にあった場合、メッシュは分解できない1つのメッシュになります。

制御点
で似たような操作を行うには、SetPt
コマンドのトピックを参照してください。

ポリゴンメッシュのウェルドは、レンダリング、メッシュオブジェクトのテクスチャマッピング、そしてラピッドプロトタイピングへのファイルエクスポートに影響します。

滑らかなレンダリングを行う

ワイヤフレーム表示ではこの2つのメッシュは同じように見えます。

Rhinoceros weld 002 ウェルド

しかしシェーディング表示された時、赤のメッシュは滑らかに見えますが、青のメッシュは角張って見えます。

Rhinoceros weld 001 ウェルド

赤のメッシュのすべての三角点は隣の点とウェルドされています。 こうすることにより、その点の箇所が滑らかになります。 青のメッシュの点は1つもウェルドされていません。 そのため青のメッシュの点は尖ってみえます。

青のメッシュをもっと滑らかにしたいとします。

まず、角度の許容差を調べる必要があります。 この角度のシェーディングされた折れ目はシャープに見えます。

テクスチャマッピング

テクスチャマッピング座標は、テクスチャをどうオブジェクトにかぶせるかをコントロールします。 この座標はポリゴン頂点に付けられた2D座標で、テクスチャのビットマップのどの点がこの頂点に割り当てられるかを指定します。 頂点の間の点は頂点の値から補間されます。

ビットマップの左下が原点、右下が(1,0)、左上が(0,1)、右上が(1,1)です。 テクスチャマッピング座標の値は必ずこの値の間でなければなりません。

1つの頂点につき、1つのテクスチャマッピング座標のみが許されます。 頂点をウェルドして、重なり合って重複した頂点を取り除いた場合、そこに1組のテクスチャマッピング座標だけが残されるのはそのためです。

なくなったテクスチャマッピング座標は元に戻せません。 残ったメッシュの情報からマッピング座標は復元できません。

ウェルドを削除する(同時にテクスチャマッピング座標を失うことになります)には、UnWeld
またはUnWeldEdge
コマンドを使用します。

エクスポートするSTL(ラピッドプロトタイピング)メッシュの診断

ラピッドプロトタイピングのマシンによっては、STLファイルのオブジェクトが完全に閉じられた(隙間のない)ポリゴンメッシュオブジェクトでなければならないものがあります。

Join
コマンドを使用し、Weld(角度=180)後、UnifyMeshNormals
コマンドを使用してメッシュ群を単一の閉じたメッシュオブジェクトにします。それから SelNakedMeshEdgePt
コマンドを使用してオープンエッジを探してください。 高価なSTLプロジェクトで使用するメッシュをエクスポートする前に、メッシュが本当に隙間なく閉じているかをチェックするために、この作業を行ってみるとよいでしょう。

STLファイルのインポートとエクスポート
をご覧ください。

メモ

  • Weldコマンドは2つの異なったメッシュの頂点は合わせません。 それらはウェルドを行う前に結合してください。

  • Weldコマンドの実行結果はコマンドラインには表示されません。

Rhinoceros weld ウェルド

メッシュツール > メッシュをウェルド

STLツール > メッシュ頂点をウェルド

ウェルド > メッシュをウェルド

Rhinoceros Menu2 ウェルド

メッシュ > メッシュ編集ツール > ウェルド

Rhinoceros Gray Book Open ウェルド 関連トピック…

WeldEdge

選択されたエッジのそれぞれの共有されたメッシュ頂点からテクスチャマッピング座標情報を取り除きます。

操作方法:

  • メッシュエッジを選択します。

Rhinoceros WeldEdge ウェルド

ウェルド > メッシュエッジをウェルド

Rhinoceros Menu2 ウェルド

なし

Rhinoceros Gray Book Open ウェルド 関連トピック…

WeldVertices

それぞれの選択されたメッシュ頂点からテクスチャマッピング座標情報を取り除きます。

WeldVerticesコマンドを使用すると、メッシュ全体ではなく、ウェルドしたいメッシュ頂点だけを選択することができます。 (Weld
コマンドのように角度許容差を指定することはできません。) コマンドを実行する前に、メッシュ点の表示をオンにして、点を窓選択することも、コマンドをまず実行し、個々の点を選択することもできます。

Rhinoceros weldvertices 001 ウェルド

Rhinoceros weldvertices 002 ウェルド Rhinoceros weldvertices 003 ウェルド

Rhinoceros WeldVertices ウェルド

ウェルド > メッシュ頂点をウェルド

Rhinoceros Menu2 ウェルド

メッシュ > メッシュ編集ツール > 選択頂点をウェルド

Rhinoceros Gray Book Open ウェルド 関連トピック…

Unweld

それぞれの共有されたメッシュ頂点にテクスチャマッピング座標情報を追加します。(この結果、シェーディングビューやレンダリングでは、滑らかな効果が失われます。)

Rhinoceros UnWeld ウェルド

メッシュツール > メッシュをウェルド解除(右クリック)

ウェルド > メッシュをウェルド解除(右クリック)

Rhinoceros Menu2 ウェルド

メッシュ > メッシュ編集ツール > ウェルド解除

Rhinoceros Gray Book Open ウェルド 関連トピック…

UnweldEdge

選択されたエッジのそれぞれの共有されたメッシュ頂点にテクスチャマッピング座標情報を追加します。

Rhinoceros UnWeldEdge ウェルド

ウェルド > メッシュエッジをウェルド解除(右クリック)

Rhinoceros Menu2 ウェルド

メッシュ > メッシュ編集ツール > 選択エッジをウェルド解除

Rhinoceros Gray Book Open ウェルド 関連トピック…

 

ウェルド